前半の講演では、日本がAIを推進する社会的・文化的背景を紹介し、日本におけるAIを促進する法整備の状況、世界の法制度の状況とG7広島AIプロセスにおける国際連携の進捗と各国の政策の相違の本質について紹介しました。続くパネルディスカッションでは、京都大学の稲谷教授と、スタンフォード大学のNathaniel Persily教授と共に、日本社会におけるAIリスクの受け止め方や、リスクベースかつ技術中立的という規制の大原則を守るべきこと、規制を考える際にはAIという一要素だけでなく人間と相互作用するシステム全体についてのリスクを考慮すべきであり、そこにアジャイルかマルチステークホルダーの観点を取り込むべきこと等について議論しました。
スマートガバナンスでは、今後もガバナンス分野におけるグローバルなトップリーダーとの対話を続け、最先端のガバナンスの導入を支援して参ります。